最初の顕微鏡

最初の顕微鏡は凸レンズ、つまり、虫眼鏡を2つ合わせた形だったことなります。しかも、これが、望遠鏡を逆から見て、考えられたというのですが、どうでしょう。
子供の頃、学校で虫眼鏡を使った、観察を行ったとき、もっと大きくできないかと、自然に2つの虫眼鏡を合わせた覚えがあります。皆さんも同じ事をされたのではないでしょうか?「虫眼鏡1つで大きくなるなら、2つならもっと大きくなるのでは?」と思うのは自然な流れに思います。
一方、虫眼鏡で遠くを見たときの、がっかりはどうでしょう。遠くの物も、大きく見えると思うのが自然ですが、実際は、小さくなってしまいます。虫眼鏡を2つ合わせて望遠鏡をつくる発想にいくつく方が、顕微鏡をつくることより、難しいようにおもいます。
実際は、顕微鏡を逆からのぞいて、望遠鏡になると気がついたのかもしれません。
さて、どうしてこのようになるのかは、光路図では、下記のようになります。上が顕微鏡、下が望遠鏡です。レンズ2つを使って、物の位置、見る位置、レンズ間の位置を変えると、望遠鏡になったり、顕微鏡になったりします。
顕微鏡の光路図
望遠鏡の光路図
光路図はゆとり世代の方は、なじみがないかもしれませんが、以前は、小学校で教えていたと思います。
筆者も旅行などで持ち歩く双眼鏡を拡大鏡がわりに使っていますが、下記が実際の画像です。布の繊維がよく観察できます。
双眼鏡を顕微鏡代わりに使う--繊維
【追記】
以前、「 望遠鏡を逆から覗いて、偶然発見したとされています」と記載していたのですが、出展が分からなくなってしまいました。
「ヤンセン親子が逆から覗いたのは、像が倒立して写る、現在、一般的に天体望遠鏡として使われているケプラー式望遠鏡です。」という記述も見つけていたのですが、見つかりません。今回さらに調べてみると、望遠鏡発明のニュースを聞いて、自分で望遠鏡を作ってしまったガリレオが、逆から覗いて、顕微鏡としていたことは分かりました。(出展:「Under the Microscope」ISBN-13: 9780521399401)